【開催レポート】白鷗大学女子バスケットボール部と考える 強豪チームの選手が気づいた、パフォーマンスを支える身体との向き合い方

2026年6月17日(水)、栃木県小山市にある白鷗大学にて、女子バスケットボール部の皆さんを対象に、OPT wagamama CARAVAN(以下OWC)を開催しました。
白鷗大学女子バスケットボール部は、少人数精鋭で活動しながら、全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)で複数回の優勝経験を持つ強豪チームです。また、OWCを含むOPTのSTUDENT SUPPORTの活動に賛同し、wagamamaアスリートとしても活動する、パリ五輪バスケットボール女子日本代表・林咲希選手の出身校でもあります。
今回は、そうしたご縁から開催が実現し、wagamama共同代表の内山穂南が、白鷗大学女子バスケットボール部の選手、マネージャー、監督の約25名に向けてOWCをお届けしました。
講義中には熱心にメモを取る選手の姿も見られ、主体的に参加してくださる方が多くいました。大学生アスリートとして、自分の身体やコンディション調整について高い関心と意識を持って参加されていることが印象的でした。
本レポートでは、参加いただいた選手の皆さんの声を中心に、OWCを通じて生まれた気づきやパフォーマンスを支える身体との向き合い方をご紹介します。
一生涯で何百回と経験する生理。「仕方がない」で終わらせないために

当日は、「wagamama talk box」を活用し、対話形式のセッションを実施しました。wagamama talk boxは、アスリートの実践知をもとに、生理とパフォーマンスに関する知識や対処法をクイズ形式で学びながら、自分や周囲の経験について対話を生み出すツールです。
(wagamama talk boxの詳細はこちら: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000050423.html)
なかでも、「現代の女性は、人生の中で平均何回生理がくるのか」というクイズは、参加した選手の皆さんにとって印象的だったようです。セミナー後のアンケートでは、「生涯でそんなに生理がくるなら、もっと生理について考えるべきだと思った」といった声が寄せられました。
生理は、毎月のように繰り返されるものでありながら、日常生活や競技生活のなかで、改めて学んだり、誰かと話したりする機会は多くありません。生理を「仕方ないこと」として見過ごすのではなく、正しい情報に触れることは、自分自身の身体と向き合うための大切な一歩になります。

自分の身体を知ることが、パフォーマンスを支える
また、月経周期に伴う性ホルモンの変動が、コンディションやパフォーマンスに影響することについても、多くの選手が関心を寄せていました。
セミナー後のアンケートでは、次のような感想が寄せられました。
「今回のセミナーを受けて印象に残ったことは、性ホルモンの変化のグラフを見て、生理がパフォーマンスに影響することがあると知ったことです。ピルの服用など、自分に合った対策についても考えていきたいと思いました。」
「まず自分の身体をわかることが大事だと思うので、自分の身体を知るためにも、生理だけでなく、体調や、体重の変化など自分のコンディションを知っていけたらと思います」
という言葉もありました。
月経周期による心身の変化や症状の出方、タイミングには個人差があります。だからこそ、生理中だけでなく、体調、気分、睡眠、体重の変化など、自分の心身のリズムを把握していくことは、それは、アスリートとしてのパフォーマンスを支える土台にもなります。
生理痛や体調不良、気分の落ち込みを「仕方ないもの」として我慢し続けるのではなく、自分の身体の変化に気づき、必要に応じて専門家に相談しながら、自分に合った選択肢を持つこと。それは、競技を続けるうえでも、自分自身の健康を守るうえでも大切な視点です。

チームで向き合う、生理とコンディション
OWC終了後には、白鷗大学女子バスケットボール部の佐々木凛選手にもお話を伺いました。
今回のキャラバンを通しての新しい気づきについて、佐々木選手は次のように話してくださいました。
「自分の症状は軽めですが、他の人は身体だけじゃなく、メンタルの部分でも不安があると今日の講義でわかりました。そこを自分たちでオープンにして話せば、助け合える部分もあるのではないかと感じました。」
生理の症状や悩みは、一人ひとり異なります。身体の不調だけでなく、漏れへの不安や気分の落ち込み、周囲にどう伝えればよいかわからない戸惑いなど、目に見えにくい悩みを抱えている選手もいます。
今回のセッションでは、wagamama talk boxを活用することで、選手同士が自然に話し、自分の悩みを気軽に共有する場面も見られました。
「自分は大丈夫」で終わらせるのではなく、チームメイトの状態にも目を向けること。それは、安心して競技に取り組める環境づくりにつながっていきます。
さいごに

今回のOWCでは、白鷗大学女子バスケットボール部の皆さんが、自分自身の身体やコンディションと向き合いながら、チームメイトの声にも真剣に耳を傾ける姿が印象的でした。
白いユニフォームを着用する場面があるバスケットボールにおいて、生理中の漏れや汚れへの不安は、競技への集中やパフォーマンスにも影響し得る大きなストレスです。だからこそ、生理中でも安心して競技に取り組むための選択肢を知ること、そして不安や困りごとを一人で抱え込まない環境をつくることが大切です。
今回の時間が、選手の皆さんにとって、自分の身体を大切にしながら挑戦を続けるきっかけとなり、チームのなかで互いに支え合う関係性を育む一歩につながれば幸いです。
OPTでは今後も、スポーツ現場にかかわるすべての皆さんとともに、女子アスリートが安心して挑戦を続けられる環境づくりのサポートを続けてまいります。
ご参加いただきました白鷗大学女子バスケットボール部の皆様、誠にありがとうございました!
ーーーー
今回の取り組みは、下野新聞にも掲載していただきました。
詳細はこちら:https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/1372391